ヨーダ(Yoda)は銀河史上最も有名かつ強力なジェダイ・マスターのひとりである。謎に包まれた小柄な長寿種族のメンバーだった。ジェダイの間で計り知れない影響力を持ち、銀河共和国の衰退期にグランド・マスターとしてジェダイ・オーダーを導いた。彼はジェダイ最高評議会の長老的存在で、伝説的な叡智を備え、フォースの扱いとライトセーバーの戦闘技術に長けていた。ヨーダはドゥークーを始めとするジェダイをパダワンとして訓練し、約800年に渡って訓練生たちを鍛え上げた。
ヨーダはフォースと深く調和したジェダイ・マスターだったが、彼の能力をもってしても銀河元老院に潜むシスの暗黒卿の存在を突き止めることができなかった。共和国の最高議長シーヴ・パルパティーンの正体は、ジェダイと共和国の破滅を目論むシス卿ダース・シディアスだったのである。シディアスはヨーダのかつての弟子ドゥークーを味方につけ、クローン戦争と呼ばれる銀河規模紛争を引き起こした。戦争勃発から3年目、ヨーダは最高議長の正体を知ったが時すでに遅く、オーダー66の発令によって大部分のジェダイが一夜のうちに粛清された。奇襲を生きのびたヨーダは元老院に潜入し、新政府銀河帝国の皇帝に就任したシディアスの暗殺を謀ったが、失敗に終わった。その後、ヨーダは帝国やシスから身を隠し、沼の惑星ダゴバで隠遁生活を送った。
ヨーダの寿命が尽きかけていた頃、ルーク・スカイウォーカーという名の若きフォース感応者がダゴバにやって来た。老マスターは強いフォースを備えたスカイウォーカーをジェダイとして訓練し、ダークサイドの脅威を説いた。ヨーダは間もなく息を引き取ってフォースとひとつになったが、彼の指導を受けたスカイウォーカーはエンドアの戦いで帝国を破り、シス卿の脅威に終止符を打った。
ヨーダの死後、ルークは新たな世代のジェダイを育てるというヨーダの遺言を叶えた。しかしルークの甥であるベン・ソロがフォースのダークサイドへ落ち、新世代のジェダイを壊滅させた。ルークはそのショックから隠居を開始するが、その頃レイという名のフォース・センシティブがヴィジョンの中でヨーダの声を聞く。またヨーダは一時的にフォースの冥界から戻り、ルークが失敗して自身を責めているのをやめるよう助言した。
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